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-不正確なNSマニュアル本-特定株・外国人株(12/27-00:48)No.5828


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5828不正確なNSマニュアル本特定株・外国人株 12/27-00:48

 書店に並んでいるNS商法の紹介本を20冊近く調べてみました。立ち読み
ですが。予想通り、利益の源泉が商品の高価格にあると紹介している本は皆無
でした。
 それどころか、やっぱり「流通コストを抑えて価格を引き下げている、また
はボーナスに回している」という記述が目立ちます。なまじもっともらしく説
明しようとして墓穴を掘っているのが次の3冊です。立ち読みで書き写したも
のなので、表現は多少不正確かも知れませんが、数字は確か。

 1.「ディストリビューターからみたニュースキンのすべて」グローバル・
   ビジネス研究会著 山下出版 94年初版 37ページ
 一般メーカー:材料費5%、会社経費15%、エージェント利益15%、ホ
  ールセール利益25%、小売店利益30%、広告費10〜15%
 NS:材料費15%、会社経費15%、ディストリビューターへのボーナス
  40%、小売り利益30%

 短評:経費と利益の区別が付いていない。材料費を製造原価として扱ってし
まっている。

 2.「ニュースキン 超成功の法則」星雅慈著 メタモル出版 98年第7
   刷 131ページ
 一般メーカー:製造原価5%、管理費その他20%、流通経費(代理店・卸
  売り・小売りの各マージン、広告宣伝費、香料その他)75%
 NS:原材料費15%、会社経費15%、ディストリビューターへの報酬
  40%

 短評:なぜ流通経費に香料が入るの? 製造原価に含まれる項目のはず。初
版の日付がないのもナゾ。

 3.「ニュースキンの逆襲」栗平富雄著 実業之日本社 94年初版 24
   ページ
 一般メーカー:原価0.5〜3%、人件費など会社維持費15%、瓶・パッ
  ケージ・広告宣伝費15%、問屋・販売会社・チェーン店のマージン70
  %
 NS:材料費含む原価15%、会社維持費15%、ディストリビューターへ
  の還元70%

 短評:製造原価の捉え方がめちゃくちゃ。2ページ前では卸売価格をきちん
と把握しているのに。

 3冊そろって、NS商品では販売員価格の3割増を小売価格として価格構成
を記していますが、価格構成は本社の売り上げをベースに考えるべきで、従っ
て販売員価格の構成を取り上げるのがスジだったと思います。また同品質の商
品で比べたら、という視点がありません。
 さらに、ほかの本もそうですが、NS日本法人が結構な利益を上げているこ
とに全く言及していないのも特徴。まるで会社側がボランティアをしているか
のように持ち上げています。

 NS日本法人から米国法人のHPに飛び、そこでNSアジア法人の業績デー
タを入手しました。日本、台湾、韓国、タイ、香港の5カ国・地域を統括して
いるようです。詳細は分析中ですが、97年1年間の総売上高は8億9055
万ドルで、営業利益は1億3863万ドル。営業利益の売上高に対する割合は
15.6%。まあ破格の利益率といえます。

 それにしても、これらのマニュアル本の説明は実態とかけ離れていると思う
のだけれども、NS本社はどれくらい改善の努力をしているのでしょうか。あ
ずかり知らぬことと放任状態?